インターネット革命

インターネットが出てきた当時、その本質を理解していた人は、本当に一握りだったと思う。私自身、「こんなにすごい革命だったのか」と、今さらながらに反省する。


インターネットが出てきた当時は、世の中に携帯電話が出てきて、FAXが浸透してきて、ワープロの機能もかなり進化してきていたと思う。インターネットとは、そのような流れの中の一つの「ツール」として考えられていたと思う。


従量制の回線で、インターネットの接続を初めて試みた日が懐かしい。いつつながるかわからず、しばらく待って、初めてつながったときは嬉しかった。でも、料金のことが気になって、すぐに接続を切った記憶がある。「e−mail」というものを、初めて使用したことも懐かしく思う。


「.」を「ドット」と読むことを知らず、「テン」と呼んで、後輩に笑われた記憶がある。スマホの浸透で、また新たな革命が始まった。そして、スマホ登場から10年以上が経過した現在、AIをはじめとするさらに新たな革命が起こりそうな予感がしている。


本当に、気持ちで老け込むわけにはいかない。身体年齢は日々年老いていくが、気持ちだけは「日々新た」の精神で、いろいろなことを観察していきたい。

AIとの共存

AIが今後、どのように受け入れられていくのかに興味があります。


最近のニュースでは、大手企業においても、契約書の作成、商品内容の照会対応等、業務関係の作業をAIに任せる動きがあるようです。確かに契約書の作成や商品内容の照会対応においては、人が対応するよりも、AIが対応したほうが精度が高そうです。


人は、今後どのような仕事に関わっていくべきなのか、ますます議論が高まっていきそうです。

将棋人口と囲碁人口

インターネット検索した情報を確認すると、将棋人口、囲碁人口とも、以前と比べるとかなり減少しているようです。また、日本国内においては将棋人口のほうが多く、全世界においては囲碁のほうが圧倒的に多いようです。


最近は、いわゆる「競技人口」は少なくなっているかもしれませんが、インターネット番組の浸透によって、「観戦する趣味」がジワジワと浸透しているように思います。スポーツ観戦と同じくらい、楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。


将棋や囲碁を自ら打つ時間を確保するのは困難ですが、プロの対局を観戦するのは、空き時間を有効活用すれば可能ですので、「見る趣味」の人口は、今後増加していくような気がします。

新聞発行部数の推移

一般社団法人日本新聞協会のデータ。

2000年の発行部数を100%とした場合、2016年の発行部数は、

一般紙:84.0%
スポーツ紙:54.8%
合計:80.6%

となっています。


最近では、スポーツ新聞のニュースは、インターネットで見るものというイメージがあります。
スポーツ新聞は、インターネットが主流になりつつあるのでしょうか。

回転寿司とセルフレジ

ときどきチェーン店舗の回転寿司で食事をするのですが、非常によくできたシステムだといつも感心させられます。


カウンターではなく、テーブル席に座ることができるし、いちいち店員さんを呼ぶ必要がなく、タッチパネルでお手軽に注文することができる。注文した料理は、指定された色の皿に乗って回転レーンで送られてくる。


このシステムを考えた人は、本当にすごいなと思います。人件費の節約につながるだろうし、そもそも外食産業の慢性的な人材不足が言われている現在、時代を先取りしたシステムだと思います。


そこで、せっかくなので、お会計もセルフレジを導入したらどうでしょうか。店員さんとの接点が全くなくなってしまうと不安に陥りそうですが、テーブル席への誘導時に「いらっしゃいませ」と挨拶してもらい、お会計前のお皿のカウント時に「ありがとうございました」と言ってもらえれば、それで十分気持ちよく帰れると思います。


少なくとも、値段に対する味の満足度は非常に高いし、テーブル席も清潔に整理してあるので、自分自身はセルフレジに対して抵抗はないのですが、どうでしょうか。

会話するAI

総務省は、人工知能(AI)を活用して人と会話するサービスの開発に乗り出すそうです。


このニュースを見て「なぜ総務省なのか?」と思ったのですが、総務省のホームページを見て納得しました。ホームページには、「総務省は、『国家のOS』とも言うべき重要な施策・制度を所管しています。すなわち、国の基本的な行政制度の管理・運営、地方分権の推進・地方自治の確立、情報通信技術(ICT)利活用の推進などです。」と書いてあります。


つまり、「情報通信技術」において、「AI」を重要分野と位置付け、国内の技術力向上を図っていくということなのでしょう。


果たして国家が主導してうまくいくのかという意見は根強くありそうですが、「介護分野」等、なかなか収益に結び付きにくい分野で「今目の前にある危機」を国家主導で対応していくことは、おおいに意義のあることなのかもしれません。


人工知能を搭載したロボットと会話するのは味気ない」という意見は、想定される多くの利用シーンであてはまりそうですが、「ニッチ」の分野にスポットをあてると、「人間よりも、逆にロボットのほうが会話しやすい」という利用シーンがあることに気づかされます。


例えば、先日テレビ放送していた「英会話」の学習。学生たちは、「生身の外国人」だと恥ずかしがって英会話がはかどりません。しかし、ロボットが相手だと、ゲーム感覚で英会話を楽しめるようになったという場面を目撃し、「なるほど」と思いました。


これは、介護分野でも当てはまる場面が出てくるかと思います。例えば、「お漏らしをしてしまった」という会話は、生身の人間ではなく、できれば「お利口なロボット」に話したいことでしょう。


まずは、「生身の人間よりも、ロボットのほうが話しやすい」という分野で積極的に採用していくことが重要なのかもしれません。