都道府県別最低時給一覧
都道府県名 | 平成29年度最低時給(円) | 平成28年度最低時給(円) | |
---|---|---|---|
北海道 | 810 | (786) | |
青森 | 738 | (716) | |
岩手 | 738 | (716) | |
宮城 | 772 | (748) | |
秋田 | 738 | (716) | |
山形 | 739 | (717) | |
福島 | 748 | (726) | |
茨城 | 796 | (771) | |
栃木 | 800 | (775) | |
群馬 | 783 | (759) | |
埼玉 | 871 | (845) | |
千葉 | 868 | (842) | |
東京 | 958 | (932) | |
神奈川 | 956 | (930) | |
新潟 | 778 | (753) | |
富山 | 795 | (770) | |
石川 | 781 | (757) | |
福井 | 778 | (754) | |
山梨 | 784 | (759) | |
長野 | 795 | (770) | |
岐阜 | 800 | (776) | |
静岡 | 832 | (807) | |
愛知 | 871 | (845) | |
三重 | 820 | (795) | |
滋賀 | 813 | (788) | |
京都 | 856 | (831) | |
大阪 | 909 | (883) | |
兵庫 | 844 | (819) | |
奈良 | 786 | (762) | |
和歌山 | 777 | (753) | |
鳥取 | 738 | (715) | |
島根 | 740 | (718) | |
岡山 | 781 | (757) | |
広島 | 818 | (793) | |
山口 | 777 | (753) | |
徳島 | 740 | (716) | |
香川 | 766 | (742) | |
愛媛 | 739 | (717) | |
高知 | 737 | (715) | |
福岡 | 789 | (765) | |
佐賀 | 737 | (715) | |
長崎 | 737 | (715) | |
熊本 | 737 | (715) | |
大分 | 737 | (715) | |
宮崎 | 737 | (714) | |
鹿児島 | 737 | (715) | |
沖縄 | 737 | (714) | |
全国加重平均額 | 848 | (823) |
(出典:厚生労働省HP)
2017年10月1日から、東京都の最低時給が958円となりました。私が学生時代にアルバイトしていた頃とはかなりベースアップされているようですが、雇用する側からすれば、深刻な問題でもあるのでしょう。
そこで、他の都道府県の最低時給はどうなっているのか調べてみようと思ったのですが、厚生労働省のホームページにしっかり掲載されていました。
一番高いのは、東京都の958円。次に神奈川県の956円、その次は大阪府の909円。一方、一番低いのは福岡県を除く九州各県(沖縄県含む)と高知県の737円。次いで、青森県・岩手県・秋田県・鳥取県の738円。
時給設定については、いろいろな課題があるかと思いますが、例えば県境の地域の格差。例えば、東京都が958円に対し、千葉県は868円、埼玉県は871円。つまり、東京都寄りの千葉県・埼玉県のエリアは、東京都の最低時給に影響されるということでしょう。
コンテンツ・デリバリー・サービス
アカマイ・テクノロジーズ社の設立者の一人、トム・レイトン氏の記事を読んで、「コンテンツ・デリバリー・サービス」というビジネスが存在していることを知りました。
これは、世界中のプロバイダにコンテンツのコピーを蓄えたサーバを配置し、ユーザを最寄りのサーバにアクセスさせることで、コンテンツ配信を効率化、高速化するサービスのことです。こうすることで、大手企業や行政機関がインターネット上で提供するコンテンツやアプリケーションを高速かつ安全に配信することが可能となるそうです。
トム・レイトン氏は、MIT応用数学科教授で、専門の数学的知識を活用して、このサービスを生み出したそうです。大きなブレークスルーとなったのは1999年、アップル社が映画「スターウォーズ」の予告編をクイックタイム(ウェブ上の送信ソフト)を使って予告編をリリースしたときです。夜9時にさまざまなウェブサイト上で「スターウォーズ」の予告編が同時配信されたところ、1分もしないうちにアップル社のサイトや、ブートレッグ(海賊版)の他のサイトはすべてダウンしたそうですが、唯一アカマイ社のサイトだけが稼働していたことで、注目されたとのことです。
まさに、インターネットの黒子企業。でも、黒子企業でありながら、アカマイ社の売上高は2500億円程度…。知らないことだらけで、奥の深い世界。せめて楽しみながら、いろいろな情報を探索していきたいと思います。
スマートスピーカー
LINEのスマートスピーカー「WAVE」では、「ニュースを教えて」と語りかければ、ニュースが聞けるようになったそうです。また、「国内ニュースを教えて」「経済ニュースを教えて」「スポーツニュースを教えて」といったように、さまざまなジャンルに絞り込むこともできるそうです。
音声サービスの充実は、目を酷使しがちな現代社会において、非常に大きな可能性を感じます。ただ、できればスマホ等に集約して、ガジェットが増えていかなければいいのですが…。
「知らないうちに、こんなに技術が進歩していたんだ!」と思わされることが最近よくあります。もちろん、自分自身の情報感度が落ちている可能性についてはおおいに反省が必要ですが、「AI」が浸透してきたことによって、サービスの方向性が多様化しつつあるようにも感じます。
私自身が起業した当時は、「情報をいかに編集するか」が主戦場であったように思います。つまり、膨大な情報の中からジャンルやスペック等で切り分け、消費者がいかに便利な生活を送れるようになるかの情報の「編集力」が重要なテーマであったように感じます。
この「編集力」は、もちろん今でも重要な差別化の一つであり続けているのでしょうが、最近では「AI」や「ビッグデータ」の浸透により、「どのような情報を生み出していくか」の方向性が重要になりつつあるようにも思います。つまり、便利で役に立つ情報の「創造力」ということでしょうか。
正直なところ、「ちょっとついていけなくなりつつある感」が私自身の中にあるのですが、中年が頑張らなければ社会の奥行きが広がらないと前向きに捉え、楽しみながら情報収集していきたいと思います。
「スマートリプライ」
ネットニュースに面白い記事があった。レイ・カーツワイル氏がグーグルで35名程度のスタッフを率いて開発したサービスに、「スマートリプライ」というものがある。
返信メールを作成するユーザーに3種類の返信文を提案し、タップ操作で文章が選択できるというものだ。今現在は、「また来週」といった短い文章が多いらしいが、現在この「スマートリプライ」という機能を強化し、もっと複雑な文章を最初から提案できるようにする実験を行っているということだ。
この機能が強化されれば、そのうち、プロが書く記事やレポート作成の大きな「味方」となる可能性があるし、場合によっては、「小説」をはじめとするテキスト芸術の「味方」にもなっていくかもしれない。個々の文章作成者の「癖」をAIが見抜き、個々の文章作成者に応じて提案内容が変わっていくようであれば、「何を選択するか」、場合によっては「AIが提案したテキストを採用するかどうか」が、付加価値を生む時代に突入していくのかもしれない。