コンテンツ・デリバリー・サービス

アカマイ・テクノロジーズ社の設立者の一人、トム・レイトン氏の記事を読んで、「コンテンツ・デリバリー・サービス」というビジネスが存在していることを知りました。


これは、世界中のプロバイダにコンテンツのコピーを蓄えたサーバを配置し、ユーザを最寄りのサーバにアクセスさせることで、コンテンツ配信を効率化、高速化するサービスのことです。こうすることで、大手企業や行政機関がインターネット上で提供するコンテンツやアプリケーションを高速かつ安全に配信することが可能となるそうです。


トム・レイトン氏は、MIT応用数学科教授で、専門の数学的知識を活用して、このサービスを生み出したそうです。大きなブレークスルーとなったのは1999年、アップル社が映画「スターウォーズ」の予告編をクイックタイム(ウェブ上の送信ソフト)を使って予告編をリリースしたときです。夜9時にさまざまなウェブサイト上で「スターウォーズ」の予告編が同時配信されたところ、1分もしないうちにアップル社のサイトや、ブートレッグ(海賊版)の他のサイトはすべてダウンしたそうですが、唯一アカマイ社のサイトだけが稼働していたことで、注目されたとのことです。


まさに、インターネットの黒子企業。でも、黒子企業でありながら、アカマイ社の売上高は2500億円程度…。知らないことだらけで、奥の深い世界。せめて楽しみながら、いろいろな情報を探索していきたいと思います。