「スマートリプライ」

ネットニュースに面白い記事があった。レイ・カーツワイル氏がグーグルで35名程度のスタッフを率いて開発したサービスに、「スマートリプライ」というものがある。


返信メールを作成するユーザーに3種類の返信文を提案し、タップ操作で文章が選択できるというものだ。今現在は、「また来週」といった短い文章が多いらしいが、現在この「スマートリプライ」という機能を強化し、もっと複雑な文章を最初から提案できるようにする実験を行っているということだ。


この機能が強化されれば、そのうち、プロが書く記事やレポート作成の大きな「味方」となる可能性があるし、場合によっては、「小説」をはじめとするテキスト芸術の「味方」にもなっていくかもしれない。個々の文章作成者の「癖」をAIが見抜き、個々の文章作成者に応じて提案内容が変わっていくようであれば、「何を選択するか」、場合によっては「AIが提案したテキストを採用するかどうか」が、付加価値を生む時代に突入していくのかもしれない。