AIに期待したいこと

AI技術の進歩によって、期待したい光景があります。


それは、私のふるさとのような山の中にある集落が、「何もない村」から、「いろんなものがある村」へと変貌を遂げることです。


具体的には、ある植物や昆虫や鳥などにスマホのカメラを合わせると、その生物の情報をすぐに拾い出すことができるという光景です。例えば、道端に生えた植物にスマホカメラの照準を合わせると、音声データか文字データとして「この植物は、〇〇です。〇〇は、○○科の植物で、〜」といった情報がすぐに把握できるという生活です。これによって、危険なキノコ等を食すリスクが低減するでしょうし、植物のおいしい食べ方の情報も得ることができれば、田舎暮らしが楽しくなっていくことでしょう。


ずっと田舎暮らしをしていても、意外に多くの植物のこと、昆虫のこと、野生動物のことを理解していません。それらが、AI技術を通して身近な存在となれば、きっと田舎で暮らす生活も、「何もない環境」から「いろいろな生物が息づく環境」へと変わっていくことでしょう。


また、ときには「この昆虫は、既存データに照合することができません。昆虫の専門家に画像送信しますか?」とAIから質問され、「送信する」ボタンをタップすると、その後専門家から解答を得られるというのも面白いでしょう。場合によっては、「何もない村」から世紀の大発見につながるかもしれません。



AI技術が進歩し、田舎でもこのような楽しみ方が生み出されていく社会になっていくことを願っています。