(実質)国内家計最終消費支出の内訳

項目 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
合計 284,673 287,499 291,110 286,735 294,085 306,673
食料・非アルコール飲料 39,159 38,357 38,336 37,249 37,443 37,734
アルコール飲料・たばこ 8,172 7,694 7,427 7,139 7,067 6,482
被服・履物 9,813 9,884 9,563 9,356 9,265 9,074
住居・電気・ガス・水道 69,152 70,036 71,265 71,569 72,219 73,502
家具・家庭用機器・家事サービス 11,914 11,645 11,760 12,111 12,469 14,338
保健・医療 11,027 11,108 11,197 11,474 12,028 12,534
交通 32,205 32,035 31,348 29,630 30,359 29,384
通信 7,319 7,783 8,231 8,338 8,742 9,003
娯楽・レジャー・文化 30,659 32,286 33,955 35,804 41,043 52,128
教育 6,379 6,435 6,392 6,348 6,553 6,216
外食・宿泊 17,980 18,391 18,643 18,284 17,963 17,671
その他 40,895 41,846 42,992 39,432 38,936 38,607

(「日本の統計2012」より 単位:10億円)

アルコール飲料・たばこ」「被服・履物」の家計消費が減少傾向にあるなか、「住居・電気・ガス・水道」「家具・家庭用機器・家事サービス」「保健・医療」「通信」「娯楽・レジャー・文化」が増加傾向にあります。


それぞれの内訳項目の中に何が含まれるかにもよりますが、「アルコール飲料・たばこ」「被服・履物」が減少傾向にあり、「保険・医療」「通信」が増加傾向にあるのは、感覚的に何となく理解できます。しかしながら、「住居・電気・ガス・水道」や「娯楽・レジャー・文化」が増加傾向にあることが意外でした。


上記データは東日本大震災前のものですから、震災後の電力事情は関係ありません。「住居・電気・ガス・水道」の中に「住居」が含まれていることが、この数値の「増加傾向」の根拠をあやふやにしているのかもしれません。


「娯楽・レジャー・文化」が増加傾向にあるのは、「遠くに出かける旅行」の主な支出である「交通費」が「交通」に含まれることが想定されるため、「身近なところで楽しむ」という傾向が強まっていることを表しているのでしょうか。