情報サービス業の市場規模

業務種類別 2009年 2010年 2011年
ソフトウエア開発,プログラム作成 7,578,579 7,203,705 6,987,671
計算事務等情報処理 709,892 723,301 697,150
システム等管理運営受託 1,427,034 1,381,132 1,369,108
データベースサービス 149,752 148,177 148,998
各種調査 106,694 105,062 115,843
その他 563,021 589,035 556,456

経済産業省:「特定サービス産業動態統計調査」2012年2月、単位:百万円)

経済産業省の分類における「情報サービス業」の市場規模は、全体的に減少傾向にあることがわかります。


上記の「情報サービス業」とは、「システム開発産業」という言葉に置き換えられるかもしれません。一昔前、「システム開発に相場価格はない」とおっしゃっていた業界の人がいましたが、今ではある程度「相場価格」が形成され、この分野においても低価格競争が加速しているということでしょうか。もちろん、そのこと自体は悲観すべきことではなく、むしろサービスを受ける側にとっては、大いに喜ぶべきことです。


一昔前、「IT産業=システム開発」と捉えていた識者の方がいらっしゃいましたが、今ではかなり違和感のある考え方に聞こえます。それだけ「IT産業」が、広がりを見せているということでしょうか。