世界経済見通し

IMFの「World Economic Outlook (2011年9月)」によると、下記のような「見通し」を述べています。


1.世界経済の成長率は、2010年の5%超から、2012年は約4%に鈍化する。
2.先進国の実質GDP成長率は、2011年は約1.5%で、2012年には2%に達する。
3.新興国及び途上国の経済成長率は、2012年には約6%と鈍化する。


2.が実現されるためには、「欧州の政策立案者がユーロ周縁国の危機を抑え込むこと」「米国が経済活動への支援と中期的財政再建の間で適切なバランスをとること」「世界の金融市場のボラティリティの上昇がないこと」を前提としています。


また、日本政府に対して、以下のコメントを述べています。

「日本政府は、地震津波の被災地の復興と開発への当面のニーズに対応するとともに、より大胆な施策を用いて著しく高い水準にある公的債務に対処しなければならない。」


まさに日本は今、難しい舵取りを求められているのでしょうね。