生産年齢人口と労働力人口

日本の「生産年齢人口」(15歳〜64歳)は、1995年から2015年までの20年間で1000万人減少し、今後も減少していくものと推測される。人口予測は精度の高いものとされていることから、外国人の受け入れ等、大幅な制度変更が実施されない限り、人口はほぼ予測通りに推移していくのであろう。


また、2016年の「労働力人口」は6,673万人で、そのうち65歳〜69歳は450万人、70歳以上は336万人であり、労働力人口総数に占める65歳以上の割合は11.8%にまで上昇しているそうだ。


NHKのテレビ番組で放送されていたが、ハローワーク等を通して求人活動してもなかなか人が集まらず、シルバー人材センターに問い合わせをする企業・団体が増えている。実際は、仕事内容とシルバー人材センター登録者との求職ニーズが合致せず、登録者を紹介するのは慎重にならざるを得ないそうだ。


なんとなく感じていた「超高齢社会」の現実が、いろいろなところで表面化してきているということだろう。自分自身もその年齢まで生きることができれば、「いつか通る道」であり、決して他人事ではない。一生の最終局面で幸せを感じられる社会、人生とはどのようなものか、自分自身も考えていきたい。